サウンドクリエイター、ライターの春日森のページ。

【2015.10.23】M3秋新作「微熱と傾向と」のサンプルを公開しました。

「微熱と傾向と」をニコニコ動画とyoutubeにアップしました。
2007年の楽曲です。何が目的だ俺。


収録は「syn-co-pa#06」。そもそも「syn-co-pa」シリーズは、
「#05」まで二次創作主体で作っていて、その「#05」もリリースが2003年。
実に4年ぶりの「syn-co-pa」でした。


2007年頃は、外注の音屋としてまあまあ軌道にのっていた時期で、
年間100曲近くの劇中曲を作っていたのですが、劇中曲というのはあくまで劇伴、
ゲームの引き立てに徹しなければならず、あまり個性の強い曲は作れません。


で、そういう曲ばかり作っていると、曲として独立した、
もっとアクの強い曲を作りたいという欲求が溜まってきてしまいまして(いわゆる膿です)、
そのはけ口として「syn-co-pa」シリーズを再開することにしました。


内容が、オリジナルのボーカル曲中心にシフトしたのはそのためです。
自分で歌うことにしたのは、単に予算の都合ですね。
誰かに歌ってもらうとなると、その方への謝礼はもちろん、
スタジオなども手配しなければいけなくなってしまうので。
自分で歌えば宅録だろうが手焼きだろうが、
ミックスが下手くそだろうが文句は出まいと、そういう事情です。


「メガネ男子ポップス」と唱っていたのは、
さすがに膿をまとめただけでは統一感がなさ過ぎるので、
なにかキャッチーなコピーをと考えていたところ、
速水漣からのアドバイスでそうなったと記憶しています。


2015年現在は、ほとんど音楽業務から離れてしまい、
M3での音源リリースは、数少ない僕の音楽活動です。


今は惰性で活動を続けているような状態です。
やめてしまうと、自分の生活から音楽活動の大部分が無くなってしまうので、
さすがにそれは勿体ないと......ほら、老後の趣味は1つでも多い方がいいし。


膿から惰性へと、動機の変遷はあるものの、
出てくるもが余り変わらない辺り、
どちらにせよ僕の老廃物なんだなと思ったりもします。


惰性なだけに、決定的な何かが起きない限り、
活動は続けていくことになると思うので、
これからもどうぞよろしくお願い致します。


10月23日のM3は、G-21bにいます。

管理人:春日森
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